〔要望事項〕
(1) 利用者カードの利用者番号及び書籍の識別番号をバーコードリーダで個々に読み取っているので, 貸出業務が集中する時間帯には, 利用者が貸出のカウンタに並んでしまう。貸出担当は, 作業を手早く処理したい。
(2) 書籍棚から取り出した書籍を, 利用者が元の場所に戻さないことがある。定期的に, 棚と書籍をチェックしながら整理するが, この作業の時間を短くしたい。
(3) 返却担当は貸出予約されている書籍が返却されれば取り置きし, 予約をした利用者に電話で連絡をする。何度電話しても連絡が取れないことがあるので, 連絡の手間を軽減したい。
(4) 書籍の返却は, 図書館の入口にある返却ポストでも受け付けている。返却業務が滞ると, 図書館システム上で書籍が貸出中になっている時間が増加する。利用者の利便性向上のために, 返却ポストに入っている書籍を把握したい。
B さんは【要望事項】を実現するために, 市販されている RFID を用いたシステムを調べ, 次の施策を考えた。
① RFID を内蔵した利用者カードを発行し, 書籍にはシート状に加工した RFID を貼り, 貸出, 返却時にカウンタで用いる RFID 読取装置を新たに導入する。
② 全ての書籍棚の棚板に RFID 読取装置を設置し, 書籍と書籍棚をチェックするシステムを導入する。
③ 返却ポストに RFID 読取装置を設置する。
B さんは, 施策①〜③による効果を整理した結果, これらの施策では実現できない要望事項があることに気づいた。【要望事項】のうち, 実現できない事項に該当するものとして, 適切なものはどれか。
政府が定める"人間中心のAI社会原則"では, 三つの価値を理念として尊重し, その実現を追求する社会を構築していくべきとしている。実現を追求していくべき社会の姿だけを全て挙げたものはどれか。
a 持続性ある社会 b 多様な背景を持つ人々が多様な幸せを追求できる社会 c 人間があらゆる労働から解放される社会 d 人間の尊厳が尊重される社会
アa,b,c
イa,b,d
ウa,c,d
エb,c,d
AI社会原則
27. 出典: 令和5年度 ITパスポート試験 問12
スマートフォンに内蔵された非接触型 ICチップと外部の RFID リーダーによって, 実現しているサービスの事例だけを全て挙げたものはどれか。
a 移動中の通話の際に基地局を自動的に切り替えて通話を保持する。
b 駅の自動改札を通過する際の定期券として利用する。
c 海外でも国内と同じ電子メールなどのサービスを利用する。
d 決済手続情報を得るために QR コードを読み込む。
アa,b,c,d
イa,b,d
ウb
エb,d
RFID · ICカード · ICタグ
28. 出典: 令和5年度 ITパスポート試験 問14
AI の活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として, 適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a Web サイト上で, 日本語の文章を入力すると即座に他言語に翻訳される。
b 災害時に SNS に投稿された文字情報をリアルタイムで収集し, 地名と災害情報などを解析して被災状況を把握する。
c スマートスピーカーを利用して, 音声によって家電の操作や音楽の再生を行う。
d 駐車場の出入口に設置したカメラでナンバープレートを撮影して, 文字認識処理をし, 精算済みの車両がゲートに近付くと自動で開く。
アa, b, c
イa, b, d
ウa, c, d
エb, c, d
AIによる認識 · AIによる自動化
29. 出典: 令和5年度 ITパスポート試験 問34
記述 a〜c のうち, “人間中心のAI社会原則”において, AI が社会に受け入れられ, 適正に利用されるために, 社会が留意すべき事項として記されているものだけを全て挙げたものはどれか。
a AI の利用に当たっては, 人が利用方法を判断し決定するのではなく, AI が自律的に判断し決定できるように, AI そのものを高度化しなくてはならない。
b AI の利用は, 憲法及び国際的な規範の保障する基本的人権を侵すものであってはならない。
c AI を早期に普及させるために, まず高度な情報リテラシーを保有する者に向けたシステムを実現し, その後, 情報弱者も AI の恩恵を享受できるシステムを実現するよう, 段階的に発展させていかなくてはならない。
アa, b
イa, b, c
ウb
エb, c
AI社会原則 · AI利活用原則 · 倫理ガイドライン
30. 出典: 令和6年度 ITパスポート試験 問12
AI に関するガイドラインの一つである“人間中心の AI 社会原則”に定められている七つの“AI 社会原則”のうち,“イノベーションの原則”に関する記述として,最も適切なものはどれか。
イAI の利用がもたらす結果については, 問題の特性に応じて, AI の開発, 提供,利用に携わった関係者が分担して責任を負う。
ウサービスの提供者は, AI を利用している事実やデータの取得方法や使用方法,結果の適切性について, 利用者に対する適切な説明を行う。
エ情報弱者を生み出さないために, 幼児教育や初等中等教育において, AI 活用や情報リテラシーに関する教育を行う。
AI社会原則 · 倫理ガイドライン
31. 出典: 令和6年度 ITパスポート試験 問28
次の事例のうち,AIを導入することによって業務の作業効率が向上したものだけを全て挙げたものはどれか。
a 食品専門商社のA社が,取引先ごとに様式が異なる手書きの請求書に記載された文字を自動で読み取ってデータ化することによって,事務作業時間を削減した。
b 繊維製造会社のB社が,原材料を取引先に発注する定型的なPCの操作を自動化するツールを導入し,事務部門の人員を削減した。
c 損害保険会社のC社が,自社のコールセンターへの問合せに対して,オペレーターにつなげる前に音声チャットボットでヒアリングを行うことによって,オペレーターの対応時間を短縮した。
d 物流会社のD社が,配送荷物に電子タグを装着して出荷時に配送先を電子タグに書き込み,配送時にそれを確認することによって,誤配送を削減した。
AIの機械学習で利用するデータの取扱いに関する記述のうち, バイアスの低減やデータの品質を確保するために考えられる対策として, 適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 学習の目的に適したデータであることを確認する。
b データの入手元・作成来歴を確認する。
c データへのアノテーションの付与は学習目的に合わせて実施する。
d 人間の目でも同定が困難と考えられる画像認識用のデータは除外する。