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オープンソースソフトウェア(OSS)とライセンス

低頻約 11 分オープンソースソフトウェア

概要

本ユニットでは、ソースコードが公開され誰でも自由に利用・改変・再配布できるオープンソースソフトウェア(OSS)の定義と特徴を学びます。さらに代表的ライセンスである GPL と、その根幹思想であるコピーレフトを理解します。OSS は出題頻度こそ低めですが、ライセンス条件の違いは実務でも問われる重要分野です。

用語3

OSS

ソースコードが公開され、自由に利用・改変・再配布できるソフトウェア。

OSS(Open Source Software)は、プログラムの設計図にあたるソースコードが公開され、誰でも自由に利用・改変・再配布できるソフトウェアです。Linux、Apache、Firefox などが代表例です。 「無料(フリー)」と混同されがちですが、OSS の本質は価格ではなく「ソースコードが開かれていて改変や再配布の自由が認められている」点にあります。有償サポート付きで提供される OSS もあります。 試験では、誰でも改変・再配布できること、利用にあたってはライセンス条件に従う必要があること、そして「自由=無保証」で原則として作者は動作を保証しない点が問われます。

たとえ料理のレシピを完全公開し、誰でも自由に作り変えて配ってよいとした店のようなもの。味の改良も再配布も自由ですが、店が味を保証するわけではありません。

記憶フックOSSといえばソースコード公開で自由に利用・改変・再配布

GPL

コピーレフトを採用する代表的な OSS ライセンスの一つ。

GPL(GNU General Public License)は、OSS の代表的なライセンスの一つです。利用・改変・再配布の自由を認める一方で、改変して再配布する場合はソースコードを公開し、同じ GPL を引き継がせることを義務づけます。 この「自由を引き継がせる」考え方がコピーレフトで、GPL はその代表例です。改変版を非公開にできる BSD・MIT ライセンスに対し、GPL は再配布時の公開義務がある点が大きな違いです。 試験では、GPL が代表的 OSS ライセンスであること、改変・再配布時のソース公開義務、ライセンスごとに条件が異なる点が問われます。

たとえ「自由に作り変えてよいが、配るときは必ずレシピも公開し、同じ約束を次の人にも守らせること」という条件付きの公開レシピのようなものです。

記憶フックGPLといえば再配布時にソース公開義務のあるコピーレフト系ライセンス

コピーレフト

改変版にも同じ自由とソース公開を引き継がせる思想・仕組み。

コピーレフトは、OSS の「自由に利用・改変・再配布できる」という性質を、改変版や再配布版にも同じ条件で引き継がせる思想・仕組みです。著作権(コピーライト)を逆手に取り、自由を制限ではなく継承のために使う考え方で、GPL がその代表例です。 具体的には、コピーレフトなソフトウェアを改変して再配布する際、ソースコードを公開し、同じライセンスを適用する義務が生じます。これにより自由が連鎖的に守られます。 試験では、コピーレフトと非コピーレフト(BSD・MIT 等で改変版を非公開にできる)の違い、GPL がコピーレフトの代表である点が問われます。

たとえ「この知恵を受け取った人は、改良したら必ず同じく無料で公開し、次の人にも同じ約束を守らせること」という、善意を鎖のように引き継がせる取り決めです。

記憶フックコピーレフトといえば自由を改変版にも引き継がせる仕組み

OSS(コピーレフト)

改変

再配布

ソース公開+同一ライセンス継承

まとめ

要点

  • OSS はソースコードが公開され、自由に利用・改変・再配布できるソフトウェアで、「無料」とは別概念であり原則として無保証である。
  • OSS の利用にはライセンス条件への遵守が必要で、ライセンスごとに条件が異なる。
  • GPL は代表的な OSS ライセンスで、改変して再配布する際はソースコードの公開と同一ライセンスの継承を義務づける。
  • コピーレフトは自由を改変版・再配布版にも引き継がせる思想・仕組みで、GPL がその代表例である。
  • BSD・MIT などの非コピーレフト系ライセンスは改変版を非公開にできる点が GPL との違いである。

記憶フック一覧

  • OSS: OSSといえばソースコード公開で自由に利用・改変・再配布
  • GPL: GPLといえば再配布時にソース公開義務のあるコピーレフト系ライセンス
  • コピーレフト: コピーレフトといえば自由を改変版にも引き継がせる仕組み

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。