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データ構造の基本単位

頻出約 18 分データベース設計

概要

本ユニットでは、データベースの最小構成要素である「レコード(行)」「フィールド(列)」「項目」と、それらを束ねる入れ物「テーブル(表)」「ファイル」の語彙と階層関係を学びます。データベース設計の全概念が前提とする土台で、頻出分野の入り口として確実に押さえるべき基礎です。

用語6

レコード

関連する複数の項目をまとめた、データ1件分を表す行単位。

レコードは、ひとつの対象についての情報をひとまとめにした、データ1件分の単位です。表形式のデータベースでは「1行」がこれにあたり、例えば社員名簿なら「社員1人分の情報(社員番号・氏名・部署など)」がひとつのレコードになります。 テーブルは、このレコードを縦に積み重ねた集合です。試験では、列にあたるフィールドとの違いがよく問われます。レコードは横方向の「1件のまとまり=行」、フィールドは縦方向の「1種類の項目=列」と、行と列の役割を取り違えないことが重要です。

たとえ名刺ファイルに差し込んだ「1枚の名刺」のようなもの。1枚に1人分の氏名・会社・連絡先がまとまっており、これが1件分=1レコードにあたります。

記憶フックレコードといえばデータ1件分=表の1行

フィールド

レコードを構成する個々の列で、1種類のデータを格納する場所。

フィールドは、レコードを構成する1つ1つの列です。表形式のデータベースでは「1列」がこれにあたり、「氏名」「部署」「入社日」のように、同じ種類のデータを縦に集めた格納場所になります。 レコード(行)が複数のフィールド(列)から成る、という関係が基本です。試験では、行を表すレコードと列を表すフィールドの対比が頻出します。「1件分のまとまり=レコード(行)」「1種類の項目=フィールド(列)」という縦横の対応を、確実に区別できるようにしておきましょう。

たとえ出席簿の「氏名」欄や「学籍番号」欄のように、縦にずらりと同じ種類の情報が並ぶ1本の列。その列全体がひとつのフィールドです。

記憶フックフィールドといえばレコードを構成する列(1項目の格納場所)

項目

フィールドが扱う、意味を持ったデータの最小単位(データ項目)。

項目(データ項目)は、フィールドが扱う「氏名」「年齢」「住所」といった、意味を持つデータの最小のまとまりを指します。表の中では1つのマス(セル)に入る個々の値や、その値が表す意味そのものを指して使われます。 フィールドが「その項目を格納する列」であるのに対し、項目はそこに入る「データの意味・中身」という関係でとらえると分かりやすくなります。試験では、フィールドや列と並べて「データを構成する最小の意味単位」として問われることがあり、フィールドとほぼ対応する概念として理解しておきましょう。

たとえ申込用紙の「お名前」「ご住所」「電話番号」といった記入欄ひとつひとつが項目。書き込む内容の種類を表す最小の単位です。

記憶フック項目といえばフィールドが扱うデータの最小単位

テーブル

レコード(行)とフィールド(列)から成る、表形式のデータの入れ物。

テーブルは、行(レコード)と列(フィールド)を縦横に組み合わせた表形式のデータの入れ物で、関係データベースの中心となる実体です。1つのテーブルが「社員テーブル」「商品テーブル」のように、ある対象の集合を表します。 横の1行がレコード、縦の1列がフィールド、両者が交わるマスに項目の値が入る、という構造を押さえることが大切です。試験では本 topic で最も頻出する用語で、テーブル=表(同じ意味の日本語)であること、行と列の交差で1つの値が定まることが繰り返し問われます。

たとえクラス全員の成績を一覧にした「座席ごとの成績表」のようなもの。各行が生徒1人(レコード)、各列が教科(フィールド)で、表全体がひとつのテーブルです。

記憶フックテーブルといえば行(レコード)と列(フィールド)から成る表

テーブル(表)

レコード(行)

フィールド(列)

項目の値

テーブルを指す日本語表現で、行と列から成る同一の入れ物概念。

表は、テーブルの日本語での呼び方で、両者は同じ概念を指します。行(レコード)と列(フィールド)から成る表形式のデータの入れ物であり、関係データベースでは「表(テーブル)」と並記されることもよくあります。 試験では、英語の「テーブル」と日本語の「表」が同じものを指すと理解できているかが問われます。用語が違っても示す中身は同一で、「表=テーブル」「行=レコード」「列=フィールド」という対応関係をセットで覚えておくと、表記が変わっても迷わず答えられます。

たとえ「テーブル」と「表」は、同じ料理を「ライス」と呼ぶか「ご飯」と呼ぶかの違いのようなもの。呼び方が違うだけで、指している中身は同一です。

記憶フック表といえばテーブルと同じ(行と列の入れ物)

ファイル

関連するレコードを集めた集合を指す、伝統的なデータの入れ物概念。

ファイルは、関連するレコードをまとめた集合を指す、データベース以前から使われる伝統的な入れ物の概念です。データの階層では「ファイル ⊃ レコード ⊃ フィールド(項目)」と、レコードを束ねる上位のまとまりとして位置づけられます。 現代の関係データベースでは、この役割を主にテーブル(表)が担います。試験では、ファイル・レコード・フィールドという構成階層の順序や、テーブルと対比される入れ物概念として問われることがあります。テーブルほど中心的ではない補足的な用語として、階層の位置を押さえておきましょう。

たとえ名刺を1枚ずつ差し込んでまとめた「名刺ホルダー1冊」のようなもの。1枚の名刺(レコード)を多数集めた、ひとつの大きなまとまりがファイルです。

記憶フックファイルといえばレコードを集めた集合(伝統的な入れ物)

ファイル

レコード(行)

フィールド(列)

項目(データの最小単位)

まとめ

要点

  • レコードは「行」=データ1件分のまとまり、フィールドは「列」=1種類のデータの格納場所で、行と列の役割を取り違えないことが重要。
  • 項目(データ項目)はフィールドが扱うデータの最小の意味単位で、フィールドとほぼ対応する概念。
  • テーブルと表は同じ概念で、行(レコード)と列(フィールド)から成る表形式の入れ物。本 topic で最頻出の中心用語。
  • ファイルはレコードを集めた伝統的な入れ物で、現代の関係データベースではその役割を主にテーブルが担う。
  • データの構成階層は「ファイル(テーブル) ⊃ レコード ⊃ フィールド(項目)」で、後続のキー設計・正規化の前提となる土台。

記憶フック一覧

  • レコード: レコードといえばデータ1件分=表の1行
  • フィールド: フィールドといえばレコードを構成する列(1項目の格納場所)
  • 項目: 項目といえばフィールドが扱うデータの最小単位
  • テーブル: テーブルといえば行(レコード)と列(フィールド)から成る表
  • 表: 表といえばテーブルと同じ(行と列の入れ物)
  • ファイル: ファイルといえばレコードを集めた集合(伝統的な入れ物)

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。