SPOC は Single Point Of Contact の略で、利用者が連絡すべき窓口を一本化する考え方です。サービスデスクはこの SPOC を体現する仕組みであり、窓口が複数あって『どこに連絡すればよいか分からない』状態を避けることが目的です。
試験では、SPOC の利点を問う出題が多くあります。窓口を一元化すると、問合せ対応の重複や漏れが減り、対応状況の一元管理ができ、利用者の利便性が高まります。サービスデスクと SPOC はほぼ一体の概念ですが、SPOC は『単一窓口にするという原則』を指す点を意識しましょう。
チャットボットは、チャット画面で利用者が入力した質問に対し、プログラムが自動で回答する仕組みです。FAQ を一歩進め、利用者が自然な言葉で問い合わせると、その内容に応じた回答を即座に返します。
試験では、チャットボットが問合せ対応の自動化・効率化を実現する支援ツールである点が問われます。人手を介さず24時間対応でき、定型的な質問をさばくことでサービスデスク要員の負荷を下げられます。近年は AI を活用したものも増えていますが、基本は『会話形式で自動応答する』ツールと理解すれば十分です。
AIOps は Artificial Intelligence for IT Operations の略で、AI(人工知能)や機械学習を運用業務に取り入れ、大量の監視データから障害の予兆を検知したり、原因分析や対応を自動化したりする手法です。
試験では、AIOps が『AI を運用に適用して効率化・高度化する』最新の概念であることが問われます。FAQ やチャットボットが利用者対応の支援であるのに対し、AIOps は運用全体(ログ監視・異常検知・障害対応など)を AI で支える、より広く発展的な取り組みである点が違いです。支援ツール群の到達点として位置づけられます。
たとえ工場の設備を見張るベテラン保全員に AI が加わったようなもの。膨大なセンサー情報から『そろそろ故障しそう』を先回りで察知し、対処まで助けてくれる。