用語(6)
SWOT分析
強み・弱み・機会・脅威の4つで自社の状況を分析する手法。
SWOT分析は、自社の内部要因である強み(Strengths)・弱み(Weaknesses)と、外部要因である機会(Opportunities)・脅威(Threats)の4つの観点から経営環境を整理する手法です。内部と外部を一枚にまとめられるため、戦略立案の最初の見取り図として使われます。
試験では、4要素のうちどれが内部でどれが外部かを問う出題が典型です。強み・弱みは自社の経営資源(内部環境)、機会・脅威は市場や競合など(外部環境)に対応すると覚えておきましょう。
たとえ受験に例えると、得意・苦手科目が自分の強み・弱み、出題傾向の変化や倍率が機会・脅威。自分と周囲の両方を一枚の表で棚卸しするイメージです。
記憶フックSWOT分析といえば強み・弱み・機会・脅威の4象限
PPM
市場成長率と市場占有率で事業の位置づけを分析する手法。
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)は、複数の事業や製品を「市場成長率」(縦軸)と「相対的な市場占有率(シェア)」(横軸)の2軸で4象限に分類し、資源配分を考える手法です。
4象限は、花形(成長率・シェアともに高い)、金のなる木(成長率は低いがシェアが高く資金源)、問題児(成長率は高いがシェアが低い)、負け犬(ともに低い)と呼ばれます。試験では各象限の名称と、縦軸・横軸が何かを問う出題が頻出です。金のなる木で得た資金を花形や問題児へ投資するという流れも押さえましょう。
たとえ果樹園に例えると、よく実る成木が「金のなる木」、これから伸びる若木が「問題児」、人気の旬の木が「花形」、枯れかけた木が「負け犬」。木ごとに手のかけ方を変えるイメージです。
記憶フックPPMといえば市場成長率×市場占有率の4象限
外部環境
自社を取り巻く、自社では制御しにくい外的な経営要因。
外部環境とは、市場動向・競合・顧客・法規制・景気・技術革新など、自社を取り巻くが自社では直接コントロールしにくい要因のことです。SWOT分析の「機会」と「脅威」に対応します。
試験では、内部環境との区別が問われます。同じ出来事でも、自社にとって追い風なら機会、向かい風なら脅威と捉えます。外部環境は『自社の外で起きていて、変えられないが対応すべきもの』と理解しておきましょう。
たとえ天気に例えると、晴れや雨は自分では変えられない外部環境。傘を持つか予定をずらすか、自分が「どう対応するか」を考える対象です。
記憶フック外部環境といえば機会と脅威(自社の外)
内部環境
自社が保有し、自社で制御できる経営資源や能力。
内部環境とは、自社の経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)、技術力、ブランド、組織体制など、自社が保有し制御できる要因のことです。SWOT分析の「強み」と「弱み」に対応します。
試験では外部環境との対比で問われます。内部環境は『自社が持っていて、努力で改善できるもの』、外部環境は『自社の外にあって対応するもの』と覚えると区別しやすくなります。VRIO分析はこの内部環境(経営資源)を評価する手法です。
たとえ自分の体力や学力に例えると、これらは内部環境。練習や勉強という自分の努力で鍛え、伸ばせる要素です。
記憶フック内部環境といえば強みと弱み(自社の中)
VRIO分析
経営資源を4つの問いで評価し競争優位を判断する手法。
VRIO分析は、自社の経営資源が競争優位の源泉になるかを、Value(経済的価値)、Rarity(希少性)、Imitability(模倣困難性)、Organization(組織)の4つの問いで評価する手法です。内部環境(経営資源)の競争力を見極めることに使われます。
4つの頭文字を順に満たすほど、持続的な競争優位につながると考えます。試験では各文字が何を表すか、特に「模倣困難性=まねされにくさ」を問う出題に注意しましょう。
たとえ飲食店の秘伝のタレに例えると、おいしくて(価値)、よそにはなく(希少)、まねできず(模倣困難)、店として活かせる(組織)なら、長く繁盛する強みになります。
記憶フックVRIOといえば価値・希少性・模倣困難性・組織
3C分析
顧客・競合・自社の3視点から経営環境を分析する手法。
3C分析は、Customer(顧客・市場)、Competitor(競合)、Company(自社)の3つの視点から経営環境を分析する手法です。顧客と競合は外部環境、自社は内部環境にあたり、外部・内部を一度に見渡せます。
試験では3つのCがそれぞれ何を指すかが問われます。顧客のニーズや市場規模、競合の動向、自社の強み・弱みを総合して、成功要因(KSF)を見つけるのが狙いだと理解しておきましょう。
たとえ対戦ゲームに例えると、相手プレイヤー(競合)、観客が求める展開(顧客)、自分の手札(自社)の3つを見て作戦を立てるイメージです。
記憶フック3C分析といえば顧客・競合・自社の3視点