用語(6)
ビジネスモデルキャンバス
事業の仕組みを9つの要素で1枚に可視化・設計するフレームワーク。
ビジネスモデルキャンバスは、事業がどう価値を生み出し収益を得るのかを、9つの構成要素に整理して1枚のシートで見える化する手法です。顧客セグメント、価値提案、チャネル、顧客との関係、収益の流れ、主要資源、主要活動、パートナー、コスト構造の9要素から成ります。
事業全体を俯瞰しながら関係者と共通認識を持ち、事業モデルを検討・改善するために使われます。試験では、事業構造を9要素で整理する設計ツールであることや、要素名(価値提案・顧客セグメントなど)の意味を押さえておくとよいでしょう。
たとえ新しい店を開く前に「誰に・何を・どう届け・いくら稼ぐか」を1枚の企画ボードに付箋で貼り出して全体を眺める、事業の設計図のようなものです。
記憶フックビジネスモデルキャンバスといえば事業を9要素で可視化
APIエコノミー
APIの公開・連携を通じて企業間でサービスや価値を相互利用する経済圏。
APIエコノミーとは、企業が自社のサービス機能をAPI(外部から呼び出せる接続口)として公開し、他社がそれを組み込んで新しいサービスを作るという、API連携によって広がる経済の仕組みです。例えば地図機能や決済機能のAPIを多くのサービスが利用することで、相互に価値を生み出します。
自社単独ではなく、外部とつながることで事業を素早く拡張できる点が特徴です。試験では、APIを介して企業同士が機能を提供し合いビジネスを広げる概念であることを押さえておきましょう。
たとえ各店が自慢の料理を「お惣菜」として外部に卸し合い、別の店がそれを組み合わせて新メニューを出すように、機能を貸し借りして全体が栄える商店街のような仕組みです。
記憶フックAPIエコノミーといえばAPI公開・連携で広がる経済圏
VC
成長見込みのある未上場企業に出資する投資会社を指す略語。
VCはVenture Capital(ベンチャーキャピタル)の略で、これから成長が見込まれる未上場のベンチャー企業に出資する投資会社・投資ファンドを指します。出資した企業が成長し上場や売却に至ったときに、株式の値上がり益を得ることを目的とします。
融資(返済が前提の借入)と違い、出資は返済義務のない資金提供で、企業の成長を後押しする役割を持ちます。試験では、略語VCがベンチャーキャピタルの略であること、ベンチャー企業への資金提供主体であることを押さえておきましょう。
たとえまだ無名だが伸びそうな若手の事業に「将来化ければ大きく回収できる」と見込んでお金を出すスポンサーのような存在です。
記憶フックVCといえばベンチャー企業に出資する投資会社
ベンチャーキャピタル
VCの正式名称。未上場の成長企業へ出資し値上がり益を狙う投資会社。
ベンチャーキャピタルは略語VCの正式名称で、高い成長が期待される未上場のベンチャー企業に資金を出資する投資会社・ファンドです。資金提供だけでなく、経営の助言や人脈の紹介など、事業の成長支援まで行うことが多いのが特徴です。
企業が成長し株式公開(IPO)や売却(M&A)に至った段階で、保有株式を売って利益を回収します。試験では、VC=ベンチャーキャピタルという略語と正式名称の対応、そしてベンチャー企業への出資主体であることを押さえておきましょう。
たとえ原石のような新人事業に資金と助言を注ぎ、立派に育ったところで株を売って利益を得る、目利きの育成スポンサーのような会社です。
記憶フックベンチャーキャピタルといえばVCの正式名称
CVC
事業会社が自社事業との相乗効果を狙ってベンチャーに投資する仕組みの略語。
CVCはCorporate Venture Capital(コーポレートベンチャーキャピタル)の略で、投資専業ではない一般の事業会社が、自社の事業とのシナジー(相乗効果)を狙ってベンチャー企業に出資する仕組みです。新技術の獲得や新規事業の開拓を目的とします。
値上がり益が主目的のVCに対し、CVCは自社事業への貢献という戦略的な狙いを重視する点が違いです。試験では、CVCが事業会社によるベンチャー投資であること、純粋な投資目的のVCとの違いを押さえておきましょう。
たとえ大手メーカーが、自社の商品をより良くしてくれそうな小さな技術系スタートアップに出資し、共に成長を狙う「身内づくりの投資」のようなものです。
記憶フックCVCといえば事業会社が行うベンチャー投資
コーポレートベンチャーキャピタル
CVCの正式名称。事業会社が戦略目的でベンチャーに投資する活動・組織。
コーポレートベンチャーキャピタルは略語CVCの正式名称で、事業会社が自社の戦略目的のためにベンチャー企業へ投資する活動や、そのための組織・ファンドを指します。出資を通じて有望な新技術やビジネスを取り込み、自社の競争力強化や新規事業創出につなげます。
金銭的リターンを主目的とする一般のVCと異なり、本業との連携・相乗効果を重視する点が特徴です。試験では、CVC=コーポレートベンチャーキャピタルという略語と正式名称の対応、VC(投資専業)との目的の違いを押さえておきましょう。
たとえ大企業が「未来の協力者」を探して有望な若手事業に出資する社内投資部門のようなもの。儲けより本業との相乗効果を狙う点がふつうの投資家と違います。
記憶フックコーポレートベンチャーキャピタルといえばCVCの正式名称