CBDC(Central Bank Digital Currency、中央銀行デジタル通貨)は、各国の中央銀行が発行するデジタル形式の法定通貨です。紙幣や硬貨と同じく国が価値を保証しますが、形が電子データである点が特徴で、各国で導入の検討や実証実験が進められています。
試験では、発行主体が「中央銀行(公的機関)」である点が、民間や特定主体のいない暗号資産との最大の違いとして問われます。法定通貨をデジタル化したものだと押さえ、暗号資産と混同しないことが重要です。
オンラインで完結する電子的な本人確認手続き。electronic Know Your Customerの略。
eKYC(electronic Know Your Customer)は、口座開設などの際に行う本人確認を、対面や郵送ではなくスマホやインターネット上で電子的に完結させる仕組みです。本人確認書類と自分の顔写真をスマホで撮影・送信して照合する方法などがあります。
試験では、KYC(顧客の本人確認)をオンライン化したものである点、そして金融サービスにおける不正利用防止の「入口」として、後述のAML/CFTの前提となる点が問われます。手続きの迅速化と不正防止を両立する技術だと押さえましょう。
テロ組織への資金提供を防ぐ対策。Combating the Financing of Terrorismの略。
CFT(Combating the Financing of Terrorism、テロ資金供与対策)は、テロ組織やテロ行為に資金が渡るのを防ぐための取り組みです。金融機関は取引相手や送金先を確認し、テロ資金につながる怪しい資金の流れを監視・遮断します。
試験では、CFTがAML(マネロン対策)と常に対で「AML/CFT」とまとめて登場する点が問われます。AMLが犯罪資金の洗浄防止、CFTがテロへの資金供与防止という目的の違いを押さえつつ、どちらもeKYCによる本人確認を土台とする不正対策だと理解しましょう。