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SNSとデータ活用社会

頻出約 18 分業務プロセス

概要

本ユニットでは、対外的なコミュニケーション手段であるSMS・SNSと、個人データの活用を巡る新しいIT社会の概念(シェアリングエコノミー・ライフログ・情報銀行・PDS)を学びます。SNSは「業務プロセス」分野でも出題頻度が高く、用語の意味と仕組みの理解が得点に直結します。

用語6

SMS

携帯電話番号を宛先に短い文章を送受信するメッセージサービス。

SMS(ショートメッセージサービス)は、メールアドレスではなく携帯電話番号を宛先にして短い文字メッセージをやり取りする仕組みです。電話番号さえ分かれば送れる手軽さが特徴で、本人確認用のワンタイムパスワード通知などにも使われます。 試験では、電子メールやSNSとの違いを押さえることがポイントです。SMSは電話番号が宛先で文字数が短いのに対し、電子メールはメールアドレスが宛先で長文や添付も扱えます。宛先が「電話番号」である点がSMSの最大の特徴です。

たとえ相手の家の住所(メールアドレス)を知らなくても、電話番号というあだ名だけで届く一言メモのようなもの。短くてすぐ届くのが取り柄です。

記憶フックSMSといえば電話番号宛ての短いメッセージ

SNS

人と人とのつながりを基盤に情報交換や交流を行うネット上のサービス。

SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)は、利用者どうしのつながりを土台に、文章・写真・動画の投稿や、コメント・拡散による交流を行うインターネット上のサービスです。多くの人へ一度に情報を発信でき、企業の宣伝や顧客との接点づくりにも活用されます。 試験では、SMS(電話番号宛ての短文)との違いや、後続のシェアリングエコノミー・情報銀行などの基盤になっている点が問われます。便利な反面、誤った情報の拡散(炎上)や個人情報の流出といったリスクがあることも、利用上の注意として押さえておきましょう。

たとえ知り合いや同じ趣味の人が集まる巨大な掲示板付きの広場のようなもの。誰かの一言が瞬く間に大勢へ広がっていきます。

記憶フックSNSといえば人のつながりで広がる交流サービス

シェアリングエコノミー

個人の遊休資産やスキルをネット上で共有・貸借する経済の仕組み。

シェアリングエコノミーは、使っていない部屋・車・モノや、個人の持つスキルなどを、インターネットのプラットフォームを通じて他人と共有・貸し借りする経済の仕組みです。提供者と利用者をサービス事業者が仲介し、空き資源を有効活用します。民泊やカーシェア、フリマアプリなどが代表例です。 試験では、所有から「共有・利用」へという考え方の変化と、SNSやプラットフォームを前提に成り立つ点が問われます。遊休資産(使われていない資産)を活かす仕組みである、という核心を押さえておきましょう。

たとえ町内会で、使っていない脚立や工具を必要な人へ貸し合う仕組みを、ネットで見知らぬ人どうしまで広げたようなものです。

記憶フックシェアリングエコノミーといえば遊休資産をネットで共有

提供者(空き資源)

プラットフォーム(仲介)

利用者

共有・貸借が成立

ライフログ

個人の行動・体験を時系列で記録・蓄積したデジタルデータ。

ライフログは、人の生活や行動の履歴をデジタルで記録・蓄積したものです。歩数や心拍などの健康データ、位置情報、購買履歴、Webの閲覧履歴などが含まれ、スマートフォンやウェアラブル機器を通じて自動的にたまっていきます。 試験では、こうした個人データが情報銀行やPDSで「活用される対象」になる点を押さえておくとよいです。便利さの一方で、行動が細かく記録されることはプライバシーの観点で注意が必要だ、という両面を理解しておきましょう。

たとえ毎日の出来事をすべて自動で書き留めてくれる、デジタルな生活日記のようなもの。意識しなくても記録がたまっていきます。

記憶フックライフログといえば個人の行動履歴の記録・蓄積

情報銀行

本人同意のもと個人データを預かり管理・第三者提供する事業者。

情報銀行は、個人のライフログなどのデータを、本人の同意にもとづいて預かり、本人に代わって管理し、条件に合う企業へ提供する仕組み(事業者)です。提供の見返りとして、本人は便益(サービスや対価)を受け取れます。 試験では、あくまで「本人の同意」が前提であること、個人と企業の間に立ってデータの活用を仲介する点が問われます。次のPDS(個人がデータを自ら管理)との違いとして、情報銀行は事業者が本人に代わってデータを預かり活用を仲介する、という役割を押さえましょう。

たとえお金を預けて運用を任せる銀行のように、自分のデータを預けると、本人の許可した範囲でうまく活用し、見返りを返してくれる「データの預かり所」です。

記憶フック情報銀行といえば本人同意で個人データを預かり仲介

個人(本人同意)

情報銀行(預かり・管理)

企業(データ活用)

便益が本人へ還元

PDS

個人が自身のデータを蓄積・管理し活用を制御する仕組み。

PDS(パーソナルデータストア)は、個人が自分のデータを一か所にまとめて蓄積し、誰にどこまで提供するかを自分自身で管理・制御するための仕組みです。データの主導権を本人が握る点が特徴です。 試験では、情報銀行との対比が重要です。情報銀行は事業者が本人に代わってデータを預かり活用を仲介するのに対し、PDSは個人が主体となって自らデータを管理する仕組みです。どちらも個人データを本人の意思で活かすための考え方であることを押さえておきましょう。

たとえ自分の貴重品を自宅の金庫に集めて自分で鍵を管理し、誰に何を見せるかを自分で決めるようなもの。主導権が常に本人にあります。

記憶フックPDSといえば個人が自らデータを管理・制御

まとめ

要点

  • SMSは電話番号を宛先とする短文メッセージ、SNSは人のつながりを基盤とする交流サービスで、宛先と目的が異なる。
  • シェアリングエコノミーは、個人の遊休資産やスキルをプラットフォーム経由で共有・貸借する、所有から共有への経済の仕組み。
  • ライフログは個人の行動履歴データの蓄積で、情報銀行やPDSで活用される対象となる。
  • 情報銀行は本人同意のもと事業者が個人データを預かり企業へ提供を仲介し、PDSは個人が自らデータを管理する点が対照的。
  • 便利さの裏で、SNSの炎上や個人データのプライバシーといったリスクへの配慮が求められる。

記憶フック一覧

  • SMS: SMSといえば電話番号宛ての短いメッセージ
  • SNS: SNSといえば人のつながりで広がる交流サービス
  • シェアリングエコノミー: シェアリングエコノミーといえば遊休資産をネットで共有
  • ライフログ: ライフログといえば個人の行動履歴の記録・蓄積
  • 情報銀行: 情報銀行といえば本人同意で個人データを預かり仲介
  • PDS: PDSといえば個人が自らデータを管理・制御

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。