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補助記憶装置とフラッシュメディア — HDD・SSD・USB・SD

標準約 13 分メモリ

概要

本ユニットでは、電源を切ってもデータが消えない補助記憶装置を学びます。内蔵ストレージの定番であるHDD(磁気)とSSD(フラッシュ)の速度・容量・耐衝撃性の対比、および持ち運べるフラッシュメディア(USBメモリ・SDカード)の特徴を扱います。装置の特徴比較はITパスポートで頻出の重要分野です。

用語4

HDD

磁気を帯びた円盤を回転させてデータを読み書きする補助記憶装置。

HDD(ハードディスクドライブ)は、磁性体を塗った金属円盤(プラッタ)を高速回転させ、磁気ヘッドで読み書きする補助記憶装置です。電源を切ってもデータが残る不揮発性で、パソコンの内蔵ストレージとして長く使われてきました。 大容量を低コストで実現できる一方、機械的に回転・移動する部品があるため、SSDより読み書きが遅く、振動や衝撃に弱いのが弱点です。試験では、後述のSSDとの比較で「HDDは安価・大容量だが遅く衝撃に弱い」という対比が頻出です。

たとえレコードプレーヤーのように、回転する円盤に針(ヘッド)を当ててデータを読み書きするイメージ。動く部品があるぶん、揺らすと針が飛びやすいのと似ています。

記憶フックHDDといえば磁気円盤を回して読み書き(安価・大容量だが遅い)

SSD

フラッシュメモリにデータを記録する高速・耐衝撃な補助記憶装置。

SSD(ソリッドステートドライブ)は、フラッシュメモリ(半導体)にデータを記録する補助記憶装置です。HDDのような回転部品を持たない固体ストレージのため、読み書きが高速で、振動や衝撃に強く、動作音も静か、消費電力も小さいのが特徴です。 同じ容量ならHDDより高価ですが、近年はパソコンの内蔵ストレージの主流になっています。試験では『SSD=高速・耐衝撃・静か・省電力、ただし容量あたりは高価』というHDDとの対比が定番で、両者の長所短所を逆にしないことが重要です。

たとえ回転する円盤の代わりに、たくさんの引き出しに一瞬で出し入れする倉庫のようなもの。動く部品がないので速くて、揺らしても中身が乱れません。

記憶フックSSDといえばフラッシュメモリで高速・耐衝撃(HDDより速いが高価)

補助記憶装置

HDD(磁気ディスク)

SSD(フラッシュメモリ)

安価・大容量

低速・衝撃に弱い

高速・耐衝撃・静か

容量あたり高価

USBメモリ

USB端子に挿して使うフラッシュメモリ式の小型可搬記憶媒体。

USBメモリは、フラッシュメモリを内蔵し、パソコンなどのUSB端子に直接挿して使う持ち運び用の記憶媒体です。手のひらより小さく軽量で、ドライバ不要で抜き差しできる手軽さから、データの受け渡しや一時保存に広く使われます。 SSDと同じフラッシュメモリを使う不揮発性メディアですが、内蔵装置ではなく可搬メディアである点が分類上の違いです。試験では、USB端子で接続する固体メディアであること、紛失・ウイルス感染のリスクから情報漏えい対策(暗号化や持ち出し管理)が問われることがあります。

たとえポケットに入る小さなロッカーのようなもの。鍵穴(USB端子)に挿せばどのパソコンでも開けて、データを持ち歩けます。

記憶フックUSBメモリといえばUSB端子に挿す可搬フラッシュメディア

SDカード

デジタル機器で広く使うフラッシュメモリ式の小型メモリカード。

SDカードは、フラッシュメモリを使った薄く小型のメモリカードで、デジタルカメラ・スマートフォン・ゲーム機などで記録媒体として広く使われます。サイズによりSD・microSDなどがあり、容量規格(SDHC・SDXCなど)も複数あります。 USBメモリと同じく固体の可搬メディアですが、接続が端子直挿しではなくカードスロットへの差し込みである点が違いです。試験では、フラッシュメモリを用いる持ち運び可能なメモリカードであるという基本的な位置づけを押さえれば十分です。

たとえ切手ほどの薄いカードに情報を詰め込んだもの。カメラやスマホの「差し込み口」に入れて、写真などのデータを保存・持ち運びできます。

記憶フックSDカードといえばカメラ・スマホで使う小型フラッシュメモリカード

まとめ

要点

  • 補助記憶装置は電源を切ってもデータが残る不揮発性の記憶で、HDD(磁気)とSSD(フラッシュ)が内蔵ストレージの代表。
  • HDDは安価・大容量だが回転部品があるため低速で衝撃に弱い。SSDは高速・耐衝撃・静か・省電力だが容量あたりは高価。
  • SSD・USBメモリ・SDカードはいずれもフラッシュメモリを用いる固体ストレージである。
  • USBメモリとSDカードは持ち運べる可搬メディアで、内蔵装置のHDD/SSDとは用途・接続方法が異なる。
  • USBメモリなどの可搬メディアは紛失・ウイルス感染のリスクがあり、暗号化や持ち出し管理などの情報漏えい対策が重要。

記憶フック一覧

  • HDD: HDDといえば磁気円盤を回して読み書き(安価・大容量だが遅い)
  • SSD: SSDといえばフラッシュメモリで高速・耐衝撃(HDDより速いが高価)
  • USBメモリ: USBメモリといえばUSB端子に挿す可搬フラッシュメディア
  • SDカード: SDカードといえばカメラ・スマホで使う小型フラッシュメモリカード

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。