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経済性評価

頻出約 11 分システムの評価指標

概要

システム評価の3つ目の軸「経済性」を学ぶ単元です。導入時にかかる初期コストと、稼働後に継続して発生する運用コストを区別し、両者を合算した総所有コスト(TCO)で全体を判断する考え方を扱います。コストは導入時の安さだけでなく総額で比較すべきで、TCO は頻出のため各コストの関係を押さえることが得点の鍵です。

用語3

初期コスト

システム導入時に一度だけ発生する、購入や構築にかかる費用。

初期コスト(イニシャルコスト)は、システムを新しく導入する段階で一度だけかかる費用です。ハードウェアやソフトウェアの購入費、開発・構築費、設置・初期設定の費用などが含まれます。 試験では、稼働後に継続してかかる運用コストとの違いがよく問われます。初期コストは「導入時に一括で発生する」点が特徴で、これが安くても運用コストが高ければ総額では割高になることがあります。導入の判断を初期コストだけで行ってはいけない、という注意点を押さえましょう。

たとえ車を買うときの車両本体の購入代金にあたります。最初にまとめて支払う一回きりの出費で、買った後のガソリン代や車検代とは別物です。

記憶フック初期コストといえば導入時に一度だけかかる購入・構築費

運用コスト

システム稼働後に継続して発生する、維持や運用にかかる費用。

運用コスト(ランニングコスト)は、システムを導入した後、使い続けるあいだ継続的にかかる費用です。電気代や通信費、保守・点検費、消耗品費、運用担当者の人件費などが含まれます。 試験では、一度だけかかる初期コストとの対比が頻出です。運用コストは「稼働している限り毎月・毎年かかり続ける」点が特徴で、長く使うほど積み上がります。初期コストが高い高性能機でも、消費電力や保守が安ければ運用コストを抑えられ、長期では有利になる場合がある、という視点が問われます。

たとえ車を持ち続ける間にかかるガソリン代・保険料・車検代にあたります。買った後もずっと払い続ける費用で、乗るほどに積み重なっていきます。

記憶フック運用コストといえば稼働後に継続してかかる維持・運用費

TCO

初期コストと運用コストを合算した、システムの総所有コスト。

TCO(Total Cost of Ownership、総所有コスト)は、システムを導入してから廃棄するまでにかかるすべての費用の総額です。導入時の初期コストと、稼働中の運用コストをすべて合算して求めます。 試験では「TCO=初期コスト+運用コスト」という関係が頻出です。導入時の価格(初期コスト)だけで安いシステムを選ぶと、保守や電気代などの運用コストがかさみ、長期的にはかえって割高になることがあります。TCO は導入から廃棄までを通した総額で経済性を比較するための指標であり、全体最適の視点で判断する点が問われます。

たとえ車を「買って乗り続けて手放すまで」にかかる総額です。本体価格だけでなく、ガソリン代・保険・車検をすべて足し合わせて、本当にいくらかかるかを見る考え方です。

記憶フックTCOといえば初期コストと運用コストを合算した総所有コスト

初期コスト

TCO 総所有コスト

運用コスト

導入時に一度

稼働中ずっと

まとめ

要点

  • 本単元はシステム評価の第3軸「経済性」を扱い、初期コスト・運用コスト・TCO の3概念と、その合算関係を学ぶ。
  • 初期コストは導入時に一度だけ発生する購入・構築費、運用コストは稼働後に継続して発生する維持・運用費で、この対比が頻出。
  • TCO=初期コスト+運用コスト。導入から廃棄までの総額で経済性を比較する指標である。
  • 初期コストが安くても運用コストが高ければ総額(TCO)では割高になりうるため、導入価格だけで判断してはいけない。
  • 経済性は性能・信頼性とは別軸の評価観点であり、TCO は全体最適の視点で総額を比較するための考え方である。

記憶フック一覧

  • 初期コスト: 初期コストといえば導入時に一度だけかかる購入・構築費
  • 運用コスト: 運用コストといえば稼働後に継続してかかる維持・運用費
  • TCO: TCOといえば初期コストと運用コストを合算した総所有コスト

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。