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コンピュータの種類と特徴

低頻約 21 分ハードウェア(コンピュータ・入出力装置)

概要

本ユニットでは、コンピュータを用途や形態で分類して学びます。据置き型のPC・サーバ・汎用コンピュータから、携帯型のスマートフォン・タブレット・ウェアラブル端末、そしてそれらを束ねる上位概念のスマートデバイスまでを、規模と携帯性の軸で整理します。各機器の役割の違いを押さえることが、後続の入出力装置を理解する土台になります。

用語7

PC

個人が使うことを前提に作られた汎用の小型コンピュータ。

PC(パーソナルコンピュータ)は、一人ひとりが文書作成・表計算・Web閲覧など多目的に使う、最も身近なコンピュータです。デスクトップ型とノート型があり、個人や事務作業の標準的な道具として広く普及しています。 試験では、業務全体を支えるサーバや基幹系の汎用コンピュータと対比して問われます。PCは「個人利用が前提・小規模・汎用」という位置づけで、後で学ぶ各種コンピュータを理解する基準点になる点を押さえましょう。

たとえ一人で使う自家用車のようなもの。大型バスや業務用トラックではなく、各人が自分の用途で気軽に運転する乗り物にあたります。

記憶フックPCといえば個人利用が前提の汎用小型コンピュータ

サーバ

他のコンピュータに機能やデータを提供する業務用コンピュータ。

サーバは、ネットワークを通じて利用者側のコンピュータ(クライアント)に、Web・メール・ファイル・データベースなどのサービスを提供する役割のコンピュータです。多数の要求を同時に処理するため、PCより高い処理能力や信頼性を備え、止まりにくく作られます。 試験では「サービスを提供する側がサーバ、受ける側がクライアント」という関係(クライアントサーバシステム)がよく問われます。提供する機能の名で『Webサーバ』『メールサーバ』『ファイルサーバ』などと呼ばれる点も押さえましょう。

たとえ料理を出し続けるレストランの厨房のようなもの。注文(要求)を受けて多くの客(クライアント)に料理(サービス)を提供し続ける裏方です。

記憶フックサーバといえばサービスを提供する側のコンピュータ

クライアント

サーバ

クライアント

クライアント

サービス提供

汎用コンピュータ

企業の基幹業務を支える大規模・高信頼の大型コンピュータ。

汎用コンピュータ(メインフレーム)は、銀行の勘定系や大企業の基幹業務など、大量のデータを高い信頼性で処理する大型のコンピュータです。長年の連続稼働に耐え、サーバよりさらに規模が大きく堅牢に作られています。 試験では、PC・サーバと並べて「据置き型のなかで最も大規模・高信頼」という位置づけを問われます。スーパーコンピュータが科学技術計算など速度特化なのに対し、汎用コンピュータは事務処理を含む幅広い基幹業務向けである点が区別のポイントです。

たとえ都市の電力を一手に担う大規模発電所のようなもの。家庭用の発電機(PC)とは桁違いの容量で、社会の根幹を絶え間なく支え続けます。

記憶フック汎用コンピュータといえば基幹業務向けの大型・高信頼機

スマートフォン

通話に加え多様なアプリを使える携帯型の小型コンピュータ。

スマートフォンは、携帯電話の通話機能に、Web閲覧やアプリの実行、カメラなどの機能を統合した携帯型コンピュータです。タッチパネルで操作し、アプリを追加して用途を自由に広げられる点が従来の携帯電話と異なります。 試験では、据置き型のPCに対して「持ち運べる小型コンピュータ」という位置づけや、後述のタブレット・ウェアラブルとともにスマートデバイスに含まれることが問われます。常時通信・GPS・各種センサを備える点も特徴です。

たとえポケットに入る万能ナイフのようなもの。電話・カメラ・地図・財布など、多くの道具を一つにまとめて持ち歩けるイメージです。

記憶フックスマートフォンといえばアプリで多目的に使う携帯端末

タブレット端末

板状で大画面のタッチ操作型携帯コンピュータ。

タブレット端末は、スマートフォンと同じくタッチ操作で使う携帯型コンピュータで、より大きな画面を持つのが特徴です。動画視聴・電子書籍・資料閲覧など、画面の広さを生かした用途に向きます。 試験では、スマートフォンとの違いとして主に画面サイズと携帯性のバランスが問われます。スマートフォンより画面が大きく見やすい一方、ポケットには入らず携帯性はやや劣る、という中間的な位置づけを押さえましょう。

たとえ持ち運べる薄いノートのようなもの。スマートフォンというメモ帳より大きく、PCという机より身軽な、中くらいのサイズの道具です。

記憶フックタブレット端末といえば大画面のタッチ操作型携帯機

ウェアラブル端末

腕や頭などに身に着けて使う小型のコンピュータ。

ウェアラブル端末は、腕時計型(スマートウォッチ)や眼鏡型など、身に着けて使う小型のコンピュータです。心拍数や歩数などの生体情報・行動情報をセンサで計測し、スマートフォンと連携して通知や記録を行う使い方が一般的です。 試験では、携帯性をさらに進め「常時身に着けてセンサで情報を取得する」点が特徴として問われます。健康管理やIoTの文脈で登場することが多く、スマートデバイスの一種である点も押さえましょう。

たとえ常に身に着ける腕時計のようなもの。手に持つ道具と違い、装着したまま心拍や歩数をいつでも測り続けてくれる相棒です。

記憶フックウェアラブル端末といえば身に着けて使う小型コンピュータ

スマートデバイス

携帯して通信・多機能を備える情報端末の総称。

スマートデバイスは、スマートフォン・タブレット・ウェアラブル端末などをまとめて指す上位概念(総称)です。通信機能を持ち、アプリやセンサで多様な機能を実現できる携帯型の情報端末をひとくくりにした言葉です。 試験では、個別の端末名とこの総称の関係(どれがスマートデバイスに含まれるか)が問われます。特定の機器を指すのではなく、複数の携帯端末を束ねる包括的な呼び方だと理解しておくことがポイントです。

たとえ「乗用車・トラック・バス」をまとめて『自動車』と呼ぶのと同じ。個々の端末を一段上からひとまとめにした呼び名です。

記憶フックスマートデバイスといえば携帯情報端末を束ねる総称

スマートデバイス

スマートフォン

タブレット端末

ウェアラブル端末

まとめ

要点

  • コンピュータは規模と携帯性で整理でき、据置き型(PC→サーバ→汎用コンピュータ)ほど大規模・高信頼になる。
  • サーバはサービスを提供する側、クライアントは受ける側で、提供機能によりWebサーバ・メールサーバ等と呼ばれる。
  • 汎用コンピュータ(メインフレーム)は企業の基幹業務を支える大型・高信頼機で、据置き型の規模軸の上端にあたる。
  • 携帯型はスマートフォン→タブレット→ウェアラブルへと、画面や携帯性・装着性の軸で並べて理解できる。
  • スマートデバイスはスマートフォン・タブレット・ウェアラブルを包括する上位概念(総称)である。

記憶フック一覧

  • PC: PCといえば個人利用が前提の汎用小型コンピュータ
  • サーバ: サーバといえばサービスを提供する側のコンピュータ
  • 汎用コンピュータ: 汎用コンピュータといえば基幹業務向けの大型・高信頼機
  • スマートフォン: スマートフォンといえばアプリで多目的に使う携帯端末
  • タブレット端末: タブレット端末といえば大画面のタッチ操作型携帯機
  • ウェアラブル端末: ウェアラブル端末といえば身に着けて使う小型コンピュータ
  • スマートデバイス: スマートデバイスといえば携帯情報端末を束ねる総称

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。