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デザインの基本原則と情報整理

低頻約 18 分情報デザイン

概要

本ユニットでは、見た目を整えるデザインの4原則(近接・整列・反復・対比)と、情報を並べる基本的な枠組みである LATCH を学びます。情報デザインの土台となる「要素をどう整え、情報をどう整理するか」の基礎であり、後続の認知・UX・視覚表現の前提となる重要分野です。

用語6

デザインの原則

情報を見やすく整えるための基本指針で、近接・整列・反復・対比の4つを指す。

デザインの原則とは、文字や図などの要素を見やすく分かりやすく配置するための基本ルールをまとめた総称です。一般に「近接・整列・反復・対比」の4原則として知られています。 これらは特別な美的センスがなくても、誰でも情報を整理して伝えられるようにするための指針です。資料・画面・ポスターなど、伝える対象を問わず広く使えます。 試験では、4原則それぞれが何を意味するかを区別して問われます。まず「4つの原則をまとめた総称がデザインの原則」という全体像を押さえ、各原則の役割を順に理解していきましょう。

たとえ部屋を片づけるときの「同じ物はまとめる・端を揃える・ルールを統一する・主役を目立たせる」という整理整頓の基本ルール集のようなものです。

記憶フックデザインの原則といえば近接・整列・反復・対比の4つ

デザインの原則

近接

整列

反復

対比

近接

関連する要素を近づけてまとめ、情報のグループを示す原則。

近接は、関係の深い要素どうしを近づけて配置し、逆に関係の薄い要素は離すことで、情報のまとまり(グループ)を視覚的に表す原則です。 たとえば見出しとその説明文を近づけ、別の項目とは間隔をあけると、どこからどこまでが一つの塊かが一目で分かります。線や囲みを使わなくても、距離だけでグループを示せるのが特長です。 試験では、要素を「揃える」整列との違いが問われます。近接は『距離でまとめる』、整列は『位置を揃える』と区別して覚えましょう。

たとえスーパーで野菜は野菜の棚、飲み物は飲み物の棚と近くに集めて置くと、どこに何があるか分かりやすいのと同じです。

記憶フック近接といえば関連要素を近づけてグループ化

整列

要素の位置や端を揃えて、視覚的な秩序とつながりを作る原則。

整列は、文字や図の位置・端(左端・右端・中央など)を揃えることで、ばらつきをなくし整った印象とまとまりを作る原則です。 見えない基準線(ガイドライン)に沿って要素を配置すると、要素どうしのつながりが生まれ、読み手の視線がスムーズに流れます。揃っていないと、情報が散らかって見え、内容が伝わりにくくなります。 試験では、近接(距離でまとめる)との対比で「整列=位置を揃える」と区別できることがポイントです。揃える基準を一貫させる点も押さえましょう。

たとえ本棚の本の背を高さや端で揃えて並べると整って見えるように、要素の端を揃えるだけで全体がきれいにまとまります。

記憶フック整列といえば端や位置を揃えて秩序を作る

反復

同じ要素やデザインを繰り返し、全体に一貫性を持たせる原則。

反復は、色・フォント・記号・レイアウトなどのデザイン要素を全体で繰り返し使うことで、統一感と一貫性を生み出す原則です。 たとえば見出しの色や箇条書きの記号を全ページで同じにすると、読み手は「これは同じ種類の情報だ」と直感的に理解でき、資料全体がまとまって見えます。一貫性は信頼感や読みやすさにもつながります。 試験では、差を強調する対比とは逆方向の原則である点が問われます。反復は『同じものを繰り返して統一』、対比は『違いを強調』と対で覚えましょう。

たとえ学校の制服のように、全員が同じデザインをまとうと「同じ集団だ」と一目で分かり、まとまりが生まれるのと同じです。

記憶フック反復といえば同じ要素を繰り返して一貫性

対比

要素間に明確な差をつけて強調し、情報の優先度を示す原則。

対比(コントラスト)は、大きさ・色・太さ・形などにはっきりとした差をつけることで、重要な要素を目立たせ、情報の優先順位を伝える原則です。 たとえば見出しを大きく太い文字にし、本文を小さく細い文字にすると、どこを先に読むべきかが直感的に分かります。差は中途半端だと効果が薄いため、はっきりつけるのがコツです。 試験では、統一を図る反復とは逆の働きをする点や、強弱で優先度を示す点が問われます。対比は『違いを際立たせて目を引く』と覚えましょう。

たとえ新聞の見出しが本文よりずっと大きい文字になっていて、何が一番のニュースか一目で分かるのと同じ仕組みです。

記憶フック対比といえば差を強調して優先度を示す

LATCH

情報を整理する5つの観点(位置・アルファベット・時間・分野・階層)の枠組み。

LATCH(ラッチ)は、膨大な情報をどう並べ整理するかを考えるための5つの観点をまとめた枠組みです。Location(位置・場所)、Alphabet(五十音・アルファベット順)、Time(時間順)、Category(分野・カテゴリー)、Hierarchy(階層・程度の順)の頭文字をとっています。 どんな情報も、この5つのいずれかの軸で並べられるとされ、目的に応じて適切な軸を選ぶことで分かりやすく整理できます。 試験では、見た目を整える4原則とは別に「情報の並べ方の枠組み」である点や、5つの観点が何を表すかが問われます。頭文字 L-A-T-C-H と各語の意味をセットで覚えましょう。

たとえ図書館の本を「場所別・あいうえお順・出版年順・ジャンル別・人気順」のどれで並べるか選ぶように、情報の並べ方の選択肢をまとめたものです。

記憶フックLATCHといえば位置・五十音・時間・分野・階層の5つの整理軸

LATCH

Location 位置

Alphabet 五十音

Time 時間

Category 分野

Hierarchy 階層

まとめ

要点

  • デザインの原則は「近接・整列・反復・対比」の4つの総称で、誰でも情報を見やすく整えるための基本指針。
  • 近接は距離でまとめる、整列は位置を揃える——両者は混同されやすいので役割の違いを区別する。
  • 反復は同じ要素を繰り返して一貫性を出し、対比は差を強調して優先度を示す——互いに逆方向の働きをする。
  • LATCHは情報の並べ方の枠組みで、Location(位置)・Alphabet(五十音)・Time(時間)・Category(分野)・Hierarchy(階層)の5観点からなる。
  • 4原則は『見た目の整え方』、LATCHは『情報の並べ方』を扱い、両者は対象が異なる基礎概念である。

記憶フック一覧

  • デザインの原則: デザインの原則といえば近接・整列・反復・対比の4つ
  • 近接: 近接といえば関連要素を近づけてグループ化
  • 整列: 整列といえば端や位置を揃えて秩序を作る
  • 反復: 反復といえば同じ要素を繰り返して一貫性
  • 対比: 対比といえば差を強調して優先度を示す
  • LATCH: LATCHといえば位置・五十音・時間・分野・階層の5つの整理軸

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。