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色と画像表現の基礎

低頻約 18 分マルチメディア応用

概要

本ユニットでは、すべての映像メディアの土台となる基礎概念を学びます。ディスプレイ(光)と印刷(インク)で色を作る仕組みの違い(加法混色・減法混色)、画像の細かさを表す解像度の単位(dpi・ppi)、そして計算機で画像を描く技術であるコンピュータグラフィックス(CG)を扱います。後続の3D応用やxRを理解するための前提知識で、低頻ながら混色や解像度の単位は基礎用語として問われます。

用語6

加法混色

光の三原色(RGB)を重ねて色を作り、混ぜるほど明るくなる混色方式。

加法混色は、赤(R)・緑(G)・青(B)という光の三原色を足し合わせて色を作る方式です。光を重ねるほど明るくなり、3色をすべて最大で混ぜると白になります。ディスプレイやテレビ、プロジェクタなど、自ら光を出す機器で使われます。 試験では、インクを混ぜるほど暗くなる減法混色との対比が定番です。「光は混ぜると明るく・最後は白(加法)」「インクは混ぜると暗く・最後は黒(減法)」と正反対の結果になる点、そして加法の三原色はRGBであることを押さえましょう。

たとえ暗い舞台に赤・緑・青のスポットライトを当て、重なった部分が白く明るくなる様子。光を足すほど明るくなる照明のイメージです。

記憶フック加法混色といえば光のRGBを混ぜて白に近づく

赤 R

白(全て最大)

緑 G

青 B

減法混色

色の三原色(CMY)のインクを重ね、混ぜるほど暗くなる混色方式。

減法混色は、シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)という色の三原色を使い、インクや絵の具を重ねて色を作る方式です。光を吸収して反射を減らすため、混ぜるほど暗くなり、3色を重ねると理論上は黒に近づきます。印刷や絵の具で使われます。 試験では加法混色との対比が頻出です。光を足す加法は混ぜると明るく白へ、インクで光を引く減法は混ぜると暗く黒へ、と向きが逆になります。減法の三原色はCMYで、実際の印刷では黒(K)を加えたCMYKが使われる点も押さえましょう。

たとえ透明な絵の具を何枚も重ねて塗ると、だんだん色が濁って暗くなっていく様子。光を吸収して暗くしていくイメージです。

記憶フック減法混色といえばインクのCMYを混ぜて黒に近づく

シアン C

黒(全て最大)

マゼンタ M

イエロー Y

dpi

1インチあたりのドット数で印刷などの解像度を表す単位。

dpi(dots per inch)は、1インチ(約2.54cm)の幅にいくつのドット(点)を並べられるかを表す解像度の単位です。数値が大きいほど点が細かく、なめらかで精細な表現ができます。主にプリンタやスキャナなど、印刷・読み取りの精細さを表すときに使われます。 試験では、画面の精細さを表すppiとの違いが問われます。「dpi=印刷・ドットの密度」「ppi=画面・画素の密度」と対で覚え、どちらも『1インチあたりの数』で値が大きいほど精細、という基本を押さえましょう。

たとえ同じ大きさのマス目用紙に、どれだけ細かくマス目を刻めるかのようなもの。マスが細かいほど絵をなめらかに描けます。

記憶フックdpiといえば1インチあたりのドット数(印刷の精細さ)

ppi

1インチあたりの画素(ピクセル)数で画面の解像度を表す単位。

ppi(pixels per inch)は、1インチの幅にいくつの画素(ピクセル)が並ぶかを表す解像度の単位です。スマートフォンやディスプレイの画面の精細さを表すときに使われ、値が大きいほど画面が細かく、文字や画像がなめらかに見えます。 試験では印刷向けのdpiとの対比が定番です。点(ドット)を単位とするdpiに対し、ppiは画面の最小単位である画素(ピクセル)を単位とします。どちらも『1インチあたりの数』で、大きいほど高精細という共通点も合わせて覚えましょう。

たとえスマホ画面を強い虫眼鏡で見ると見える小さな点の細かさのようなもの。同じサイズでも点が多いほどくっきり見えます。

記憶フックppiといえば1インチあたりの画素数(画面の精細さ)

CG

コンピュータを用いて画像や映像を作り出す技術の略称。

CGは「コンピュータグラフィックス」の略称で、コンピュータを使って画像や映像を生成・加工する技術全般を指します。アニメ、映画の特殊効果、ゲーム、製品デザイン、建築の完成予想図など幅広く使われます。 平面的な2次元CGと、立体を扱う3次元(3D)CGがあります。色の作り方(混色)や画像の細かさ(解像度)という基礎の上に成り立つ概念で、後続の3D応用やxR(VR/AR)を学ぶ前提語彙になります。試験では正式名称と何の略かを押さえておきましょう。

たとえ手描きの絵を計算機という筆で描くようなもの。紙とペンの代わりにコンピュータで絵や映像を作り出す技術です。

記憶フックCGといえばコンピュータグラフィックス(計算機で画像を作る)

コンピュータグラフィックス

略称CGの正式名称で、計算機による画像・映像の生成技術。

コンピュータグラフィックスは、略称CGの正式名称です。コンピュータの計算によって画像や映像を作り出す技術を意味し、内容はCGと同じものを指します。 2次元の図形描画から、立体物を表現する3次元CG、それを動かすアニメーションまで含む広い概念です。映像メディアの基礎語彙として、略称CGと正式名称が同じものだと結び付けて覚えることがポイントです。後続の3D・xR分野へつながる土台となる用語です。

たとえ「CG」というニックネームに対するフルネームのようなもの。呼び方が違うだけで、指している中身は同じです。

記憶フックコンピュータグラフィックスといえばCGの正式名称

まとめ

要点

  • 加法混色は光の三原色RGBを混ぜる方式で、混ぜるほど明るく最後は白になる(ディスプレイなど)。
  • 減法混色は色の三原色CMYのインクを混ぜる方式で、混ぜるほど暗く最後は黒に近づく(印刷など)。加法と結果が正反対になる点が頻出。
  • 解像度の単位は、印刷向けが1インチあたりのドット数dpi、画面向けが1インチあたりの画素数ppi。どちらも大きいほど精細。
  • CGはコンピュータグラフィックスの略称で、計算機で画像・映像を作る技術。2次元と3次元がある。
  • 混色・解像度・CGは、後続の3D応用やxRを理解するための映像メディアの基礎語彙となる。

記憶フック一覧

  • 加法混色: 加法混色といえば光のRGBを混ぜて白に近づく
  • 減法混色: 減法混色といえばインクのCMYを混ぜて黒に近づく
  • dpi: dpiといえば1インチあたりのドット数(印刷の精細さ)
  • ppi: ppiといえば1インチあたりの画素数(画面の精細さ)
  • CG: CGといえばコンピュータグラフィックス(計算機で画像を作る)
  • コンピュータグラフィックス: コンピュータグラフィックスといえばCGの正式名称

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。