用語(7) LAN 建物内など限られた範囲で機器を接続する、構内の狭域ネットワーク。
LAN(Local Area Network)は、同じ建物やフロア、家庭内といった限られた範囲でコンピュータやプリンタなどを相互に接続するネットワークです。自社で配線や機器を用意して構築・管理でき、高速で利用できるのが特徴です。
試験では、LANが「狭い範囲(構内)」を対象とする点と、広域を結ぶWANとの対比がよく問われます。会社や家のなかをつなぐのがLAN、離れた拠点どうしをつなぐのがWAN、という規模の違いを軸に区別して覚えましょう。
たとえ 一つの家やオフィスの中だけに張りめぐらせた電話線網のようなもの。自分の敷地内で自由に引いて使える、身近で閉じたつながりです。
記憶フック LANといえば建物内など狭い範囲をつなぐ構内ネットワーク
WAN 離れた拠点間を結ぶ、広い範囲をカバーする広域ネットワーク。
WAN(Wide Area Network)は、都市や地域をまたいで離れた拠点どうしを接続する広範囲のネットワークです。距離が長いため、通信事業者(キャリア)が提供する回線サービスを利用して構築するのが一般的です。
試験では、WANが「広い範囲(拠点間)」を対象とし、通信事業者の回線を借りて使う点が問われます。自前で構築するLANとの違い、すなわち規模と回線の調達方法の対比を押さえておくことが重要です。
たとえ 各家庭(LAN)どうしを結ぶ、街全体に張られた公共の電話網のようなもの。遠くの拠点まで届くよう、通信会社が用意した道を借りてつなぎます。
記憶フック WANといえば拠点間を結ぶ広域ネットワーク(通信事業者の回線を利用)
通信回線 拠点間でデータをやり取りするために信号を伝える通信の経路。
通信回線は、コンピュータや拠点の間でデータを送受信するために信号を運ぶ経路のことです。電話回線や光回線などがあり、特にWANでは通信事業者が提供する通信回線を利用してネットワークを構成します。
試験では、通信回線が「どことどこを何でつなぐか」という伝送の経路を指す言葉である点が問われます。回線の太さ(帯域)が大きいほど多くのデータを速く送れる、といった基本的なイメージも合わせて押さえておきましょう。
たとえ 離れた町どうしを結ぶ道路のようなもの。データという荷物を運ぶための通り道で、道幅が広いほど一度にたくさん運べます。
記憶フック 通信回線といえばデータを運ぶ信号の通り道(経路)
伝送路 信号が実際に伝わっていく物理的・論理的な通り道。
伝送路は、データを表す信号が送信側から受信側へ伝わっていく通り道のことです。ケーブルのような有線の媒体や、電波のような無線の空間も伝送路に含まれます。
試験では、伝送路が通信回線とほぼ同じく「信号が通る道」を指す媒体寄りの言葉である点が問われます。回線=サービスとしての経路、伝送路=信号が物理的に通る媒体、というニュアンスの違いを意識しつつ、どちらも信号の通り道だと理解しておきましょう。
たとえ 声が相手まで届くときに空気を伝わっていく、その「空気の通り道」のようなもの。信号が乗って進んでいく道筋そのものを指します。
記憶フック 伝送路といえば信号が伝わっていく媒体(有線も無線も含む通り道)
ケーブル 有線通信で信号を伝える具体的な配線(銅線や光ファイバなど)。
ケーブルは、有線ネットワークで信号を伝えるための物理的な配線です。代表例として、電気信号を流す銅線を使うLANケーブル(ツイストペアケーブル)や、光の点滅で高速・長距離に伝える光ファイバケーブルがあります。
試験では、ケーブルが伝送路を具体化した「有線の媒体」である点と、光ファイバが電気を使わず光で伝えるため高速・長距離・ノイズに強いという特徴が問われやすいです。無線との対比で、有線=ケーブルという基本も押さえましょう。
たとえ 水を運ぶ水道管のようなもの。電気の信号を流す金属の管(銅線)もあれば、光を通す透明な管(光ファイバ)もあり、用途で使い分けます。
記憶フック ケーブルといえば有線の物理配線(銅線のLANケーブルと光ファイバ)
有線LAN ケーブルを使って機器どうしを接続する有線方式のLAN。
有線LANは、LANケーブルなどの配線で機器を物理的に接続するLANのことです。電波を使う無線LANに比べ、通信が安定して速度を確保しやすく、外部からの傍受も比較的されにくいという利点があります。
試験では、有線LANと無線LANの対比が問われます。有線は安定・高速・セキュリティ面で有利だが配線が必要で移動しにくく、無線は配線不要で自由だが電波の干渉や安定性で劣る、という長所と短所の違いを整理して覚えましょう。
たとえ 固定電話のようなもの。コードでしっかりつながっているので音声が安定し途切れにくい反面、コードの届く範囲でしか使えません。
記憶フック 有線LANといえばケーブル接続のLAN(安定・高速だが配線が必要)
ネットワークインタフェースカード コンピュータをネットワークに接続するための末端の通信装置。
ネットワークインタフェースカード(NIC)は、コンピュータや機器をLANに接続するための部品で、LANケーブルを挿す差込口(ポート)を備えます。LANアダプタとも呼ばれ、機器とネットワークをつなぐ末端の窓口の役割を果たします。
試験では、NICが「機器をネットワークに接続する装置」であり、各NICには製造時に割り当てられた固有のMACアドレスを持つ点が問われやすいです。ケーブルを差して通信できるようにする出入口がNIC、と覚えておきましょう。
たとえ 家の玄関に取り付けられた郵便受けのようなもの。外の道(ネットワーク)と家の中(機器)をつなぐ出入口で、ここに固有の住所(MACアドレス)が付いています。
記憶フック ネットワークインタフェースカードといえば機器をLANにつなぐ末端の接続装置(固有のMACアドレスを持つ)