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ドメイン名・DNSとWebの仕組み

頻出約 16 分ネットワーク応用

概要

本ユニットでは、数値のIPアドレスを人間に分かりやすい名前へ対応づけるドメイン名とその変換役であるDNS、そしてWeb閲覧の基礎となるURL・cookie・RSSを学びます。インターネット利用のたびに必ず働く基盤技術であり、ネットワーク応用分野でも特に頻出のテーマです。

用語5

ドメイン名

数値のIPアドレスに対応づけられた、人間に分かりやすい階層的な名前。

ドメイン名は、コンピュータが使う数値のIPアドレスを、人間が覚えやすい文字の名前に置き換えたものです。例えば「example.co.jp」のように、ドットで区切られた階層構造を持ち、右側ほど大きな分類(jp は日本、co は企業)を表します。 同じ相手を指すのにIPアドレスとドメイン名の二通りの表し方がある、という関係が試験の要点です。IPアドレスが変わってもドメイン名はそのまま使い続けられる利点があります。次に学ぶDNSは、このドメイン名とIPアドレスを橋渡しする仕組みです。

たとえ電話番号(IPアドレス)に対する「○○さん」という名前のようなもの。番号そのままより、名前で相手を指したほうが人間には分かりやすく覚えやすいのと同じです。

記憶フックドメイン名といえばIPアドレスに対応する人間向けの名前

DNS

ドメイン名とIPアドレスを相互に変換する名前解決の仕組み。

DNS(Domain Name System)は、入力されたドメイン名に対応するIPアドレスを調べて返す仕組みです。この変換作業を名前解決と呼びます。利用者がブラウザにドメイン名を入力すると、PCはDNSサーバに問い合わせ、得られたIPアドレスを使って目的のサーバへ接続します。 試験では「ドメイン名をIPアドレスに変換するのはDNS」という役割が頻出です。ドメイン名そのもの(名前)と、それを変換する仕組み(DNS)を混同しないことが重要です。DNSが正しく動かないと、名前でのインターネット接続ができなくなります。

たとえ名前から電話番号を調べてくれる電話帳の案内サービスのようなもの。相手の名前を伝えると番号を教えてくれて、初めて電話をかけられるのと同じ役割です。

記憶フックDNSといえばドメイン名をIPアドレスに変換する名前解決

利用者PC

DNSサーバ

IPアドレスを回答

目的のWebサーバへ接続

URL

Web上の資源の所在を示す住所表記(アドレス)。

URL(Uniform Resource Locator)は、Web上のページやファイルがどこにあるかを示す住所のような表記です。「https://example.co.jp/index.html」のように、通信方式を表すスキーム(https)、サーバを指すドメイン名、その中の場所を示すパスなどを組み合わせて構成されます。 ドメイン名を含む点でDNSや名前解決とつながっています。試験では、URLがWebページやファイルなどWeb資源の場所を一意に指し示す表記であること、HTTPやHTTPSといったスキーム部分の意味を問う問題が出ます。各部分が何を表すかを押さえておきましょう。

たとえ「○○県△△市□□町1-2-3」という住所と同じで、大きな範囲から細かい場所へと順に絞り込み、Web上の特定のページまでたどり着ける表記です。

記憶フックURLといえばWeb資源の所在を示す住所表記

URL

スキーム(https)

ドメイン名(example.co.jp)

パス(/index.html)

cookie

Webサーバがブラウザに保存させる、利用者を識別するための小さなデータ。

cookie(クッキー)は、Webサーバが利用者のブラウザに一時的に保存させる小さなデータです。次に同じサイトへアクセスしたときにこのデータが送り返されるため、サーバは「前に来た利用者」を識別できます。 ログイン状態の維持、買い物かごの中身の保持、サイトの表示設定の記憶などに使われます。試験では、cookieがブラウザ側に保存され利用者を識別・状態保持するために使われる点が問われます。便利な反面、利用者の行動が追跡されうるためプライバシー面の話題にも関わることを押さえておきましょう。

たとえ再来店時に提示する会員カードのようなもの。お店(サーバ)が客(利用者)に渡しておき、次に来たときそれを見せることで「いつもの人」と分かる仕組みです。

記憶フックcookieといえばブラウザに保存して利用者を識別する小さなデータ

RSS

Webサイトの更新情報をまとめて配信するための文書形式。

RSSは、ニュースサイトやブログなどの更新情報(見出し・要約・日付・リンクなど)を、決まった形式でまとめて配信するための仕組みです。利用者はRSSリーダーなどの専用ソフトに登録しておくと、各サイトを一つずつ見て回らなくても、新着情報をまとめて受け取れます。 試験では、RSSがWebサイトの更新情報を配信・購読するための形式であることが問われます。自分から各サイトを巡回するのではなく、更新があったら情報が集まってくる点が特徴で、情報収集を効率化するサービスとして押さえておきましょう。

たとえ気になる雑誌をまとめて定期購読するようなもの。新しい号が出るたびに自分で買いに行かなくても、新着がまとめて手元に届くのと同じ便利さです。

記憶フックRSSといえばWebサイトの更新情報をまとめて配信する形式

まとめ

要点

  • ドメイン名は数値のIPアドレスに対応する人間可読な階層的名前で、同じ相手を二通りで表せる。
  • DNSはドメイン名とIPアドレスを相互変換する名前解決の仕組みで、名前でのインターネット接続を支える。
  • URLはスキーム・ドメイン名・パスなどから成り、Web資源の所在を一意に示す住所表記である。
  • cookieはブラウザ側に保存される小さなデータで、利用者の識別やログイン状態などの状態保持に使う。
  • RSSはWebサイトの更新情報をまとめて配信・購読するための形式で、情報収集を効率化する。

記憶フック一覧

  • ドメイン名: ドメイン名といえばIPアドレスに対応する人間向けの名前
  • DNS: DNSといえばドメイン名をIPアドレスに変換する名前解決
  • URL: URLといえばWeb資源の所在を示す住所表記
  • cookie: cookieといえばブラウザに保存して利用者を識別する小さなデータ
  • RSS: RSSといえばWebサイトの更新情報をまとめて配信する形式

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。