用語(7) オンラインストレージ インターネット上にファイルを保管・共有できるサービス。
オンラインストレージは、インターネット経由で事業者の用意した保存領域にファイルを預け、いつでもどこからでも読み書き・共有できるサービスです。自分のパソコンだけでなく、外部のサーバにデータを置くクラウド型の保管方法にあたります。
複数の端末で同じファイルを同期したり、他人とフォルダを共有したりできる点が特徴です。試験では、手元の記憶装置ではなくネットワーク先にデータを保管するサービスである点、バックアップや共有の用途で使われる点が問われます。
たとえ 自宅に物を置く代わりに、街の貸しロッカーに荷物を預けるようなもの。鍵(ID・パスワード)さえあれば、どこからでも出し入れできます。
記憶フック オンラインストレージといえばネット上にファイルを預ける保管サービス
IP電話 インターネット回線で音声をやり取りする電話サービス。
IP電話は、音声をデジタルデータ(パケット)に変換し、インターネットなどのIPネットワークで送受信する電話サービスです。従来の固定電話網ではなくデータ通信の回線を使うため、通話料を安く抑えやすいのが特徴です。
VoIPという技術で音声をパケット化して伝送します。試験では、従来の電話回線(回線交換)ではなくインターネット回線を利用する点、距離に依存せず低コストになりやすい点が問われます。回線の品質によって通話が乱れることがある点も押さえます。
たとえ 手紙を専用の郵便ルートで送る代わりに、宅配便の荷物に混ぜて声を届けるようなもの。同じネット回線に音声を相乗りさせて安く話せます。
記憶フック IP電話といえばインターネット回線を使う安い電話
回線事業者 通信回線そのものを敷設・提供する事業者。
回線事業者(キャリア)は、光ファイバーや電話線、携帯電話の基地局など、通信のための物理的な回線設備を持ち、それを提供する事業者です。インターネットを使う土台となる「道路」を整備する役割を担います。
後で学ぶISPがインターネットへの「接続」を提供するのに対し、回線事業者は「回線そのもの」を提供する点で役割が分かれます。試験では、回線事業者・ISP・MVNOの役割分担、特に回線事業者が物理回線の提供者である点が問われます。
たとえ 通信の「道路」をつくる建設会社のようなもの。車(データ)が走るための道そのものを敷き、その上をいろいろなサービスが利用します。
記憶フック 回線事業者といえば物理的な通信回線を提供する事業者
ISP 利用者をインターネットに接続するサービスを提供する事業者。
ISP(Internet Service Provider)は、利用者の機器をインターネットへ接続するサービスを提供する事業者(プロバイダ)です。回線事業者が用意した回線を使い、その先のインターネットへの「出入り口」を提供します。
メールアドレスの発行やIPアドレスの割り当てなども行います。試験では、ISPが『インターネット接続』を提供する事業者である点、回線(道路)を提供する回線事業者とは役割が異なる点が問われます。回線事業者とISPを兼ねる会社もあります。
たとえ 高速道路の入口にある料金所・インターチェンジのようなもの。道路(回線)に車(データ)を乗せて、目的地(インターネット)へ送り出してくれます。
記憶フック ISPといえばインターネット接続を提供する事業者
MVNO 他社の回線を借りて通信サービスを提供する仮想移動体通信事業者。
MVNO(Mobile Virtual Network Operator)は、自前の通信設備を持たず、大手の回線事業者から回線を借りて、独自ブランドで通信サービスを提供する事業者です。いわゆる「格安SIM」を提供する会社が代表例です。
設備投資が不要なため、料金を安く設定しやすいのが特徴です。試験では、MVNOが回線を「借りて」提供する仮想事業者である点、回線を「持つ」回線事業者(MNO)との違いが問われます。回線事業者・ISP・MVNOの三者の関係を整理して覚えることが要点です。
たとえ 自分でバスを所有せず、大手バス会社の便を借り切って自社の名前で運行する旅行会社のようなもの。設備を持たない分、安く提供できます。
記憶フック MVNOといえば回線を借りて提供する格安の仮想事業者
パケット通信 データを小さな単位に分割して送る通信方式。
パケット通信は、送りたいデータを「パケット」と呼ばれる小さなかたまりに分割し、宛先などの情報を付けて少しずつ送る通信方式です。インターネットの基本となる伝送方法で、受け取った側でパケットを元の順序に組み立て直します。
一本の回線を独占し続ける回線交換方式と違い、複数の通信が同じ回線を効率よく分け合えるのが特徴です。試験では、データを分割して送る方式である点、回線を共有でき効率がよい点、IP電話やインターネットの土台になっている点が問われます。
たとえ 大きな荷物を一度に運ばず、小箱に分けて宅配便で送り、届いた先で並べ直すようなもの。同じ配送ルートを多くの人と共有して使えます。
記憶フック パケット通信といえばデータを小分けにして送る方式
光通信 光ファイバーを使い高速・大容量を実現する有線通信方式。
光通信は、光ファイバーケーブルの中を光の信号として伝送する通信方式です。電気信号を使う従来のメタル回線(電話線など)に比べ、高速で大容量、長距離でも信号が劣化しにくいのが特徴です。
家庭向けの「光回線(FTTH)」として広く普及し、高速インターネットの土台になっています。試験では、光ファイバーを用いる点、メタル回線より高速・大容量・低損失である点、伝送速度に関わる代表的な有線方式である点が問われます。
たとえ 細い管の中を光のメッセージが超高速で駆け抜けるイメージ。電気を流す銅線より速く大量に、しかも遠くまで情報を運べます。
記憶フック 光通信といえば光ファイバーで高速・大容量の有線通信