用語(7)
クロス集計表
2つの項目を行と列に取り、該当件数を集計して交点に示す表。
クロス集計表は、アンケートやデータの2つの項目(例:性別と購入有無)を一方を行、もう一方を列に配置し、両方の条件に当てはまる件数を交点のマス目に集計した表です。縦横の合計欄を付けることが多く、項目どうしの関係(傾向)を読み取れます。
単純な度数分布表が1項目の集計であるのに対し、クロス集計表は2項目を掛け合わせて見る点が特徴です。試験では「2変数を行×列で集計する」基本表として問われ、属性ごとの差を把握する代表的手法と理解しておきましょう。
たとえクラスの名簿を「男女」×「部活の有無」でマス目に振り分け、各マスの人数を数える出欠表のようなもの。縦と横の条件が交わるところに人数を書き込みます。
記憶フッククロス集計表といえば2項目を行×列で集計する表
分割表
クロス集計表の統計用語での呼び名。同一概念を指す別名。
分割表は、統計学の分野でクロス集計表を指すときの呼び名で、内容はまったく同じものです。行と列に2つの項目を取り、交点に件数(度数)を並べた表を指します。
呼び方が二通りあるのは、実務やアンケート集計では「クロス集計表」、統計の検定などでは「分割表」と使い分けられてきたためです。試験では、両者が同一概念の別名であることを知っているかが問われます。言葉が違っても同じ表だと結びつけられれば十分です。
たとえ同じ料理でも店によって呼び名が違うようなもの。「クロス集計表」と「分割表」は、現場と統計の場で名前が違うだけで、出てくる中身は同じ表です。
記憶フック分割表といえばクロス集計表の別名(同じ表)
モザイク図
クロス集計の各区分を面積の大きさで表す、面積比のグラフ。
モザイク図は、クロス集計表の各マスの件数を、長方形のタイルの面積の大きさに置き換えて並べたグラフです。割合が大きい区分ほどタイルが大きく描かれ、表の数値を見るより、項目間の構成比や偏りを視覚的につかみやすくなります。
クロス集計表が数値の表、モザイク図はそれを面積で見せる派生グラフ、という関係です。試験では、クロス集計を面積で可視化したものという位置づけを押さえましょう。タイルの大小で割合の差が一目で分かる点が利点です。
たとえ土地を用途ごとに区画した地図のようなもの。広い区画ほど割合が大きいことを表し、面積の大小を見るだけで構成比のバランスが直感的に分かります。
記憶フックモザイク図といえばクロス集計を面積で見せる図
相関係数行列
複数変数の全組み合わせの相関係数を一覧にまとめた表。
相関係数行列は、3つ以上の変数があるとき、すべての2変数の組み合わせについて相関係数を計算し、行と列に変数を並べて交点に値を示した正方形の表です。対角線上は自分自身との相関なので必ず1になります。
2変数だけの相関を、多変数へまとめて拡張した一覧表だと考えると分かりやすいです。試験では、多くの変数の関係を一度に見渡せる表であること、相関係数が-1〜+1の範囲を取り、絶対値が大きいほど強い相関を示すという前提を押さえましょう。
たとえ総当たり戦の対戦表のようなもの。すべての選手(変数)どうしの相性(相関の強さ)を、表の交点に点数として一覧で書き込んだイメージです。
記憶フック相関係数行列といえば全変数ペアの相関を一覧する表
散布図行列
複数変数の散布図を格子状に並べ、相関を一望できる図。
散布図行列は、複数の変数の中からすべての2変数の組み合わせについて散布図を描き、相関係数行列と同じように行と列に変数を並べて格子状に配置した図です。各マスの点の散らばり方から、どの変数どうしに相関がありそうかを目で確かめられます。
相関係数行列が数値で示すのに対し、散布図行列はその関係をグラフで見せる対の手法です。試験では、多変数の相関を一望できる発展的な可視化として、相関係数行列とセットで押さえておくとよいでしょう。
たとえ総当たり戦の対戦結果を、点数ではなく一戦ごとの試合写真で並べたようなもの。各マスの様子を眺めて、どの組み合わせに強い関係があるかを見て取ります。
記憶フック散布図行列といえば多変数の散布図を格子に並べた図
複合グラフ
棒グラフと折れ線グラフなど異なる種類を1つに重ねたグラフ。
複合グラフは、棒グラフと折れ線グラフのように種類の異なるグラフを1つの図に重ね合わせて表すグラフです。例えば月ごとの売上を棒で、来店者数の推移を折れ線で同時に示すと、量と推移の両方を1枚で読み取れます。
1種類のグラフでは伝えにくい複数の側面を、同じ図の中で対比できるのが利点です。試験では、異種のグラフを組み合わせる手法であること、性質の異なるデータを一緒に見せたいときに使う点が問われます。次の2軸グラフは、この複合グラフの代表的な一形態です。
たとえ天気予報の図のようなもの。気温は折れ線、降水確率は棒、というように違う種類のデータを1枚に重ねて、全体の様子をまとめて見せます。
記憶フック複合グラフといえば棒と折れ線など異種を重ねたグラフ
2軸グラフ
左右に目盛の異なる2本の縦軸を持つ複合グラフの一種。
2軸グラフは、複合グラフの中でも、左右に単位や目盛の異なる2本の縦軸を設けたグラフです。例えば左軸を売上高(円)、右軸を販売数量(個)とすることで、数値の桁が大きく違うデータでも見やすく重ねられます。
単位や規模が違うと片方の変化が見えなくなりますが、軸を2本にすればそれぞれに合った目盛で両方の動きを比較できます。試験では、左右で目盛が異なる軸を使うこと、複合グラフの一形態である点が問われます。どちらの軸がどのデータかを取り違えない読み取りも大切です。
たとえ体重と体脂肪率を1つのグラフで見たいときに、左の目盛をキログラム、右の目盛をパーセントに分けるようなもの。単位の違う2つを別々の物差しで同時に追えます。
記憶フック2軸グラフといえば左右で目盛が異なる複合グラフ