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符号化と文字コード

標準約 13 分情報に関する理論

概要

本ユニットでは、文字や記号などの情報をコンピュータが扱えるビット列(0と1)に対応づける「符号化」の考え方と、その代表例として文字を数値に割り当てる文字コード(JISコード・シフトJISコード・Unicode)を学びます。文字化けの原因理解にもつながり、情報のデジタル化の基礎として試験でも問われる重要分野です。

用語4

符号化

情報を一定の規則でビット列などの符号に対応づけること。

符号化(エンコード)とは、文字・音声・画像などの情報を、コンピュータが扱える0と1のビット列へ一定の規則で対応づける処理です。例えば「A」という文字に特定の数値(ビットの並び)を割り当てるのが文字の符号化です。 対応づけの規則を共有していれば、ビット列を元の情報へ戻す「復号(デコード)」ができます。送る側と受け取る側で規則(コード体系)が食い違うと、正しく戻せず文字化けが起こります。 試験では、符号化が情報をデジタル化する一般原理であること、文字コードはその具体例であることを押さえておきましょう。

たとえ言葉を数字に置き換える暗号表のようなもの。「あ=01、い=02…」と決めておけば数字の列で言葉を伝えられ、同じ表を持つ相手だけが元に戻せます。

記憶フック符号化といえば情報をビット列に対応づける規則

文字や情報

符号化(エンコード)

ビット列(0と1)

復号(デコード)

JISコード

日本語文字をJIS規格で定めた代表的な文字コード。

JISコードは、日本産業規格(JIS)で定められた日本語の文字コードで、漢字・ひらがな・カタカナなどに数値を割り当てたものです。日本語を扱う文字コードの基礎となる規格です。 主に電子メールなどでの日本語のやり取りに使われてきた経緯があり、後のシフトJISコードはこのJISコードを実装上扱いやすく拡張したものです。 試験では、JISが日本の標準規格であること、日本語(全角文字)を符号化するコードであることを押さえ、シフトJISやUnicodeとの関係を区別できるようにしておきましょう。

たとえ日本国内で共通に使う「漢字の番号表」のようなもの。国の規格として番号を統一しておくことで、誰が作った機器でも同じ漢字を指せます。

記憶フックJISコードといえば日本語文字のJIS規格コード

シフトJISコード

JISコードを基に拡張した日本語向け文字コード。

シフトJISコードは、JISコードを基にして、半角英数字(ASCII)と日本語の全角文字を混在させても扱いやすいように工夫した文字コードです。日本語のパソコン環境(Windowsなど)で広く使われてきました。 名称の「シフト」は、文字に割り当てる数値の範囲をずらして配置したことに由来します。これにより英数字と日本語を一緒に処理しやすくしています。 試験では、シフトJISがJISコードを前提に実装向けへ拡張した日本語コードであること、国内で広く普及した点を押さえておきましょう。

たとえ国の漢字番号表を、机の上で英語の番号表とぶつからないよう番号の置き場所をずらして並べ直した実用版のようなものです。

記憶フックシフトJISコードといえばJISを拡張した日本語向けコード

Unicode

世界の文字を共通に扱う国際統一文字コード。

Unicode(ユニコード)は、日本語・英語・中国語・アラビア語など世界中の文字を、一つの体系でまとめて扱えるようにした国際的な文字コードです。多言語を統一的に符号化できる点が最大の特徴です。 JISコードやシフトJISコードが主に日本語向けの国内コードであるのに対し、Unicodeはグローバルに通用します。Web上の文字エンコード方式であるUTF-8は、このUnicodeを表現する代表的な方式です。 試験では、Unicodeが世界中の文字を統一して扱う国際規格であること、国内向けコードとの違い(ローカル対グローバル)を押さえておきましょう。

たとえ国ごとにバラバラだった文字の番号表を、世界共通の一冊の電話帳にまとめたようなもの。どの国の文字も同じ帳簿で番号を引けます。

記憶フックUnicodeといえば世界の文字を統一する国際コード

まとめ

要点

  • 符号化(エンコード)は情報を一定の規則でビット列に対応づける一般原理で、文字コードはその具体例である。
  • 送受信側で符号化の規則(コード体系)が食い違うと正しく復号できず文字化けが起こる。
  • JISコードは日本語文字を定めたJIS規格、シフトJISコードはそれを実装向けに拡張した国内コードである。
  • Unicodeは世界中の文字を一つの体系で扱う国際統一文字コードで、UTF-8がその代表的な表現方式である。
  • 文字コードは『日本語向け(JIS・シフトJIS)』から『国際統一(Unicode)』へという、ローカルからグローバルへの発展で整理できる。

記憶フック一覧

  • 符号化: 符号化といえば情報をビット列に対応づける規則
  • JISコード: JISコードといえば日本語文字のJIS規格コード
  • シフトJISコード: シフトJISコードといえばJISを拡張した日本語向けコード
  • Unicode: Unicodeといえば世界の文字を統一する国際コード

関連の過去問演習は今後のアップデートで追加予定です。